意外なものが保存液に

万が一、コンタクトの保存液が切れてしまったなど、必要な時に保存液が手元になかった場合、代用品としてよく想像されるのが水道水です。ハードコンタクトの場合は一晩程度なら水道水に漬けて保存しても問題ありません。これは、ハードコンタクトが水を通さない性質だからなのですが、ソフトコンタクトの場合は、水道水での保存は厳禁です。ソフトコンタクトに使われるプラスチックは、水を含むと柔らかくなって変形するため、コンタクトが使えなくなってしまいます。

万が一変形せず、見た目に何も変化がなかったとしても、水道水に浸しておいたことにより、水道水の中に含まれるミネラル分がレンズに付着して、雑菌の繁殖を招きます。

ソフトコンタクトの保存液の代用品として使えるのは、涙の成分に近い生理食塩水です。目薬や、目の洗浄液を代用するのは、薬剤の成分がレンズを傷めてしまう可能性があるので避けましょう。精製水に塩を足して生理食塩水を作って代用するのが一番ですが、塩分濃度次第ではレンズの劣化に繋がるうえ、目に塩分がしみてしまう可能性があるため、生理食塩水をソフトコンタクトの代用品で使う場合は、本当に緊急の場合だけにして、すぐに保存液を買うのが一番です。